医療の進歩や生活環境の変化によって日本人の平均寿命は延びました。しかし日常生活を健康上の問題で制限されることなく生活できる期間、いわゆる健康寿命はそれほど延びていません。当院では、障がいを持つ患者さんに対して、社会生活を取り戻せるように機能回復訓練を行っています。たとえ体の不自由さが残った場合でも安心して日常生活が送れるように、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・ソーシャルワーカー・薬剤師・栄養士など各専門職がチーム一体となって総合的にリハビリを提供し支援します。
リハビリテーション部 部長 大山 章子
普段、私たちは無意識に重力に逆らって身体を動かし、日常生活を送っていることを考えれば、不必要な安静・臥床は決して良いことではなく、心身機能の低下(廃用症候群といいます)を招く要因であることは容易に理解できます。
当院リハビリテーション部では、廃用症候群の予防に努め、残存した心身機能を最大限に活かし、日常生活の自立・向上を図ります。
そのために、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の各専門職種が、患者さんお一人おひとりの障がいの程度にあわせたよりアクティブでより実用的なリハビリテーションメニューを提供いたします。
リハビリテーション部 科長 山田 和政
星城大学 リハビリテーション学部 教授