ボツリヌス治療とは脳卒中、頭部外傷、脊髄損傷、脳性まひ等による痙縮(手足の筋肉のつっぱり)に対して行う治療法です。緊張した筋肉に緊張をやわらげる薬剤(ボツリヌス)を注射して痙縮を軽減させる治療です。
注射により「手が開きやすくなり、使いやすくなった」、「歩きやすくなった」、「装具が履きやすくなった」、「指がのびて洗いやすくなり、清潔をたもてるようになった」、「着替えが楽になった」、「おむつの交換が楽になった」など日常生活の改善や介助量の軽減などの声をいただいています。
ボツリヌス治療外来(火曜午後)は予約制です。紹介状があれば持参のうえ、火曜の痙縮外来を受診してください。紹介状がなくても構いません。
医師が機能障害、痙縮の状態を診察してボツリヌス治療の適否を判断し、治療計画を立てます。注射薬は取り寄せが必要ですので受診当日は施注を行わず、その後の治療計画を立てます。ボツリヌス治療は、施注後のリハビリテーションがとても重要であるため基本的には入院の上で実施しています。